最近、体位交換(患者さんの寝返りのお手伝い)をしていたら腰が痛くなってぴえんな、看護師2年目のあんずです!
さて、安定すると人気の職業、「看護師」。だけど、「キツイ」「ツライ」との噂も絶えない…。
看護師は、本当に「キツイのか?」「ツライのか?」気になっている高校生も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、現役看護師2年目のあんずが、看護師として実際に働いていて感じた
- 夜勤がツライ
- 命を預かる責任がツライ
- 多重課題がキツイ
という3つについて説明していきたいと思います!
最後には、看護師のやりがいについても書いているので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!
現役看護師が語る大変なところ3選
それでは現役看護師が感じた大変なところをお伝えしていきます。
夜勤がツライ泣
夜勤は、素直に言ってツライです…。
なにがツライかというと…
長時間勤務
2交代制だと、だいたい16時間勤務することになる。
3交代制だと、8時間勤務になる。
しかし、3交代制だと、勤務時間が
①8時〜17時
②17時〜1時
③1時から9時
となり、勤務時間が、複雑化するため最近は減りつつある。
最近の病院のほとんどは、2交代制を導入している。
責任が重い
日勤勤務の場合…、
1人の看護師が5人から7人の患者さんを担当する。
患者さんに急変が起こった時も、看護師の数や医師の数が多いので、すぐに対応できる。
夜勤勤務の場合…、
1人の看護師が10人から13人の患者さんを担当する。
患者さんに急変が起こった時、看護師の数、医師の数が少ないので、新人看護師でも、自分で対応しなければならない。
担当患者さんに何かあれば担当看護師が責任を追求されることになる。
夜勤の大変なところを書いてるだけでも、ツライ気持ちになっちゃいました…。
わたしの勤務している病棟は、2交代制なのですが、朝方になると、眠気と疲労のピークです。
みんなで、「あともう少し」と声かけをしながら必死に働いています。
また、看護学校を出たばかりの看護師は基礎づくりのために総合病院に勤務することが多いのですが、総合病院は、夜勤中に急変が起こることも多いです。
なので、夜勤中は、急変を見逃さないように、何かあったらすぐ対処出来る様に緊張しながら働いていました。
命を預かる責任がツライ
看護師は、患者さんの命を預かる仕事です。
だからこそ、普通に生活している人の何十倍も、死を経験し、急変による状態悪化を経験します。
わたしは、何度も
「自分がもっと患者さんをよく観察して異常を早期発見出来ていれば患者さんはもっと生きれたのではないか?」
と思う場面や
「とても良くしてもらった患者さんの突然の死」
に関わりました。
悲しくてたくさん泣いたなあ〜。
そんな場面で、悲しくて、辛くて、自分の心が張り裂けそうになっても、他の患者さんの前では笑顔でいないといけないというのは、とてもツラかったです。
看護師は、人の命を助けることが出来る職業であり、人の死に寄り添う職業でもあるんですね。
看護師になりたいと考える人は、人の命を預かるという責任に耐え切れる、強い心が必要と言えます。
多重課題がツライ
看護師は多重課題という状況に日々追い込まれる職業です。
⭐︎多重課題ってなに?⭐︎
「多重課題とは、
看護師が日常の仕事を通して、同時遂行を求められる2つ以上の事柄のことです。」
→ 山口県立総合医療センター 看護部の、多重課題への対応力をつける ~入職4ヶ月に直面する多重課題を同期で乗り越えよう~の記事を参照
看護師って、病院で見ていたら全然分からないかもしれませんが、実はいろんな業務を抱えて働いているんです。
例えば、一昨日のわたしなら、
「血糖測定をあと10分以内にしなきゃ」
「担当患者さんがトイレに行きたいって言ってる。車椅子を押してトイレに連れて行かなきゃ」
「先輩看護師が、何か手伝ってと呼んでいる。行かないと」
「手術が、30分後にある。準備しなきゃ」
なんて、状況に追い込まれていました。
顔は笑顔ですが、頭の中はぐるぐる回って常にパンクしそうな感じです。
そこに、緊急入院が入りもっと多忙になったり、急変を対処する必要が出てくることを考えるといかに、看護師が多重課題で多忙な仕事かを想像出来ますね!
看護師には、同時進行に物事をこなしていける器量の良さが必要と言えます。
飲食店バイト得意っていうあなたは、看護師に向いているかもしれません!
なぜなら、
居酒屋や、人気ラーメン屋などで、お客さんの案内、オーダーを取る、料理を持っていくなどのバイトをうまくこなしている人は多重課題が得意と言えるからです!
そんなあなたは、看護師を目指してみても良いかもしれません!
看護師にはやりがいもある!
今回は、看護師の大変なところをたくさんお伝えしましたが、
「看護師は、患者さんが良くなっていくのを間近で見れる」
「患者さんに一番近くで寄り添える」
やりがいのある仕事であるのには間違いないです!
わたしは、大変なこともたくさんあるけど、看護師になって良かったと思っています!
看護師に興味がある高校生のみなさんには、ぜひ、看護師になって、看護師の大変さも、やりがいも感じてもらえたらなあと思います!
まとめ 看護師って「キツイ」「ツライ」って本当?現役看護師が語る大変なところ3選とやりがい
今回は、看護師って「キツイ」「ツライ」って本当?現役看護師が語る大変なところ3選とやりがいというテーマでお送りしました。
看護師は、大変なことがたくさんある反面、やりがいもあるということがお伝えできていたら良いなと思います。
最後にまとめますと、
①夜勤がツライ
●看護師は夜勤の長時間勤務(2交代制なら16時間勤務)→ツライ
●また、夜勤は人が少ないので、担当看護師の責任が重くなる→ツライ
②命を預かる責任がツライ
●看護師は人の死に直面することも多い。自分の対応が悪かったのでは無いかと後悔することも多い。→ツライ、悲しい
●人が亡くなっても他の患者さんの前では笑顔でいなければならない。→ツライ
③多重課題がツライ
●看護師は、忙しくなると頭がパンクしそうになるほどに、たくさんの業務を同時進行にこなす必要がある。→それでも、一つのミスが命に関わるのでミス出来ない→ツライ
いかがだったでしょうか?
でも、看護師って大変だけど、看護師ならではの「やりがい」もあります!看護師を目指す高校生のみなさんの参考になったら嬉しいです!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!