前回までに、看護学校を目指す皆さんに看護大学と専門学校の違いや、勉強・実習についてなどお話ししてきましたが、そもそも自分は看護師に向いてるのだろうか?と思ったことはありませんか?
専門学校はもちろんですが、大学も医学部という特殊な学部になるので途中で向いてないかも…と気づいた時に退学の選択をする方も中にはいます。
今回はあぴの経験から、看護師に向いている人向いていない人についてお話ししていこうと思います!
看護師に向いている人の特徴
まずは、『看護師』と聞いてどんなイメージがありますか?
優しくて白衣の天使?それとも気が強い?怖い?
いろんなイメージがそれぞれあるかと思います。
皆さんが持ってるイメージ、どれも正解だと思います!
看護師と一括りにしてもいろんな診療科目がありますし、いろんな人がいますもんね。
看護学生から現在までいろんな人を見てきて、私が思う看護師に向いている人の特徴は
①気配りができる
②話をすることが好き
③多重課題をこなせる
④向上心がある
この4点かとおもいます。
①気配りができる
看護師は、気配りがとても必要になってきます。
例えば、今患者さんはどういう気持ちで、どういう援助が必要なんだろうということを考えられる事です。
看護師は、毎日同じ患者様を見るわけではないため毎日担当した看護師が看護記録を必ず書いています。数日遡ってどのような経過を辿っているのか確認したのち、自分で患者様に関わる上で変化など見られないか考えながら行動しなくてはなりません。
ですが、自分は気配りが苦手かも…。と悩む必要もありません。
仕事しているうちに段々と気配りができるようになっていきますよ。
②話をすることが好き
看護を行う上でコミュニケーションは欠かせません。
患者様がどのような方で、どのような生活を送って、どのような人と住んでいるのか。一見必要のない情報に思えても実はとっても大切な情報です。
中には、話す事が苦手な患者様もいますし、看護師の中にも同様に話す事が苦手な看護師もいます。
ですが、必要最低限のコミュニケーションは必ず必要になってきます。
何気ない話から、患者様に寄り添った看護につなげる事ができたり患者様の思いを汲み取る事ができたりするので、話が好きな方がいいなと思います。
看護学校に入ってからの実習の中で少しずつコミュニケーション能力もみについていくと思います。
③多重課題をこなせる
看護師の仕事は、患者様のケアだけじゃないんです。
大きな病院に入ると委員会や係もあるほか、新人のうちは勉強する事も多いです。
また、看護学校の課題は多く一気にドサッと課題が出る事が多いです。
看護学校のうちから沢山課題がある事で、多重課題には自然に慣れていきますが働きながら他の事も沢山しなくてはならない事を考えると多重課題をこなせる方がいいです。
④向上心がある
看護師を続けるにあたって向上心は常に必要だと思います。医療は日々変化しますし、今回の新型コロナウイルスのように急に出てくる病気もあります。そういった事に対応していくためにも向上心は大切です。
看護師は資格を取った後にも、専門看護師や認定看護師といった資格や呼吸療法士など様々な資格を取ることができます。
看護学校においても、向上心がある人は実習や勉強も頑張れると思うので向いていると思います。
看護師に向いていない人の特徴
働いていて、こういう方は看護師に向いていないな…と思う人もいたのでそちらも紹介したいと思います!
①報・連・相ができない
②コミュニケーションが極端に苦手
③体力があまりない
この3点かなと思います。
①報・連・相ができない
これはどの業種においても、必ず必要なことだと思います。
看護師は常に他職種と関わり合いながら看護を行なっていきます。中には看護師が自己判断した事で医療事故に繋がってしまったりするケースもあります。
特に学生さんや、1年目の看護師さんに多いのですが、看護師に聞きづらいから聞かずにしてしまったというケースはよく見ますが、看護師は命を預かっている仕事だという事を忘れずに報告・連絡・相談を大切にしていけるといいですね。
②コミュニケーションが極端に苦手
看護をするにあたって、コミュニケーションは大切です。患者様との何気ない会話の中で大切な情報をキャッチできたりすることはとても多く、入院中は患者様だけでなくご家族とも密に関わる機会が多くなります。
ですが、看護師は皆んな話すのが得意というわけではなく、コミュニケーションが苦手な方も沢山います!
ですが、患者様の前ではしっかりコミュニケーションを取るという看護師も多いです。緊張してしまう人もいると思いますが、看護学校に通って実習をするうちに少しずつ慣れていけばいいと思います。
③体力があまりない
看護師は立ち仕事がメインの仕事です。さらにお風呂やトイレの介助や移動など体力を使うことが多く、大きな病院になると夜勤もあります。
とはいいつつ私も中学高校と帰宅部で、運動も全然してこなかったので体力には全く自信がないので夜勤が始まった当初は体調を崩してしまうこともありました。
思っている以上に体力を消耗しますので、今のうちに体力作りをしておくことをお勧めします!
勉強の合間に30分程ウォーキングしたりストレッチする事は気分転換にもなりいいですよ♪
看護師になるのを諦めたくない人ができること
ここまで看護師に向いている人、向いていない人の特徴をそれぞれ上げましたがいかがでしたか?
もしかすると、自分にできるだろうか…そう思わせてしまったかもしれません…。
でも大丈夫です!
向いていない人の特徴で挙げさせていただいた中の、報・連・相ができない。に当てはまる人はどの業種においても絶対に重要なことなので、社会人としてできておくべきことです。
高校生の皆さんの中で、日頃からあまりできていないかもしれないなと思う方は今のうちから必ず身につけましょう!
コミュニケーションが苦手な人は看護業界においても結構いらっしゃいます。ですが、コミュニケーションは会話だけではありません。
人と話すことが苦手だなと思っている人も、まずは挨拶から始めましょう!
挨拶はコミュニケーションにおいてもとても大事なこと。
入院している患者さんやその家族、通院されている方ももちろん多くの不安を抱えて日々過ごされています。そんな中で挨拶もしてくれない、または小さい看護師さんが担当になるともっと不安になってしまう事もあります。
挨拶だけでも元気よくできるといいですね!
看護学生になって、実習をしたり、実際に看護師になって働き出すと自然とコミュニケーション能力は身についていくので心配しなくても大丈夫ですよ!
まとめ 看護師に向いている人、向いていない人を現役看護師が解説
今回は、看護師に向いている人と向いていない人についてお話しさせて頂きました。
当てはまらないな…。と思っても諦める必要はありません!
看護師全員がこうあるわけではありませんし、自分だからできる看護が必ずあるからです。
私も、看護師になりたい!とは思っていたものの私みたいなおバカで遊び放題だった私に向いてるわけないよなと思っていました。
でも実際に看護学校に通い、看護を学ぶ中でどんどん楽しくなっていき、働き始めた今は天職だなと思っています!
向いていないな…という気持ちから、向いてるな!という前向きな気持ちに持っていくのは自分次第です!
皆さんが素敵な看護師になる日を心待ちにしています⭐︎